艦 載 機   2

4.  零式観測機(タミヤ1/50)
      '93年のネーバルホリディには「零観」を取上げました。
         参考文献 : S55.1 潮書房 丸メカNo20「零観」の写真や図面

’67年には発売されていて、雑誌航フでも解説者とタミヤ模型との反論で話題をさらった名作ですが、私が買ったのはずっと遅く’78年でした。
そして着手したのが ’91年からでコックピット内の後部回転シートや側壁リブ、計器板自作に掛かっています。翌 ’92年に塗装をしています。

 1.本 体
さて、今回はキャノピーの前部を自作して、後部は下面をかなり削り込みました。上翼を支えるN字型のサポートを前後を逆に取り付けるために改造しました。
エンジンを他の機体から換装して取り付けました。(上写真)
主フロートは、フロート上面に見える補強リブを表現。 また支柱下部を細くしましたが、それでも不足で後日、上部の幅を前後に拡げました。
それに後部の補助V型支柱の下部の間隔を左右に拡げました。(下写真)
翼端の補助フロートは支柱の取り付け位置を少し内側に変更しました。(下写真)

 2.陸上用運搬台車
上写真のように2段重ねのフレームで構成されています。実物写真を見てキットを見てみますと差異が見られたので改造してみました。
キットでは下部のフレームが前方まで延びています。そのため途中から無理に上方に折れ曲がったフレームになっています。
そこで、そのフレームを一直線に作り直して、上下フレームを入れ替えました。上フレームは機体を支えるもので、下フレームは主輪を支える役割です。
(これはタミヤとフジミの台車は全く同じ構造になっています) 

メモ
 : 
テールヘビーのため主フロートに鉛を相当詰め込み、機体のバランスは余裕を持って調整しました。ところが、運搬台車に乗せると前部が浮きます。
そこで私は台車の後部に針状のもので”尻餅防止ピン”を付けました。写真に見えています。  機体は、主フロートと上翼はまだ接着していません。 
('03.06.06)

 3.艦上用運搬台車
実は、運搬台車は陸上基地用しかキットでは見たことが無くて、艦上用運搬車を再現したいと思っていました。
まずは、単フロート機用の滑走架台です。





写真上 : 
大型艦船模型を見ても、艦載機はチョコンと可愛い感じで見ていますが、人物と比較すると「大きいなァ」と思えますネ。
       
運搬車なのにまだローラーが付いていません。また、「零観」もいろんなところに手を入れていてまだまだの状況です。
        フロート支柱はパテ盛り段階です。 
('03.08.18) 


 4.
呉式2号5型カタパルト と 双フロート用滑走架台 (ハセガワ1/72)



写真上 : 
架台の構造は比較的簡単でがっしりしているようです。 ただ、この架台にはなぜかローラーが付いていますが… 確かに摩擦抵抗は無い優れものと思います。
        架台の脚部を、カタパルト上部両脇のガイドレール溝に差し込む2重構造の改良型でしょうか 
('03.08.30) 

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