工 作 の Hint 7 |
7-1. 蒸気捨管先端部の工作
あの巨匠タマさんからテクニックを公開して頂きました。
「榛名」の時、色々試作してみました。
爪楊枝を細く削って紙を巻き付けて、先端をキセル状に作り瞬間接着剤で固めヤスリで仕上げました。写真はその時の試作品です。
7-2. *魔星流*蒸気捨管先端部の工作
台湾の熱心なモデラーである、gfl3_001nhii(魔星)さんからの工作のヒントを公開して頂きました。
上
写真に示されているとおり、先端部が90度に曲がった蒸気捨管を簡単に作ることが出来ます。
上写真は、shin1966さんが魔星工法で見事に制作した「武蔵」の蒸気捨管
素晴らしいです。
最初に、厚みのあるプラ板に穴を開ける事がポイントですね。
従来は、金属パイプを曲げて加工しても真円にならなかったり、パイプが裂けたりしたものです。
なお、レシプロ機の排気管にも応用できますネ。 ('06.10.27)
7-3. 砲身を包むキャンバスの表現
キャンバスのキャンバスは両端は固定されてその間は重力で下に引っ張られています。
キャンバスの基本形状に作るのはどの材料にしろ簡単ですが、この皺の表現が材質によって難しくなります。
砲身の根元を包むキャンバスをどう処理されてますか?
私はそれをチューインガムを使って表現しています。
1.キャンバスのシワの表現がやり易く、変更もやり易い
(パテ類では細かなシワの表現が難いようです)
2.周りのモールドにくっつかない。
3.色も自由に乗る。
4.小型から大型モデルに適用できる。
5.経過しても変質の影響は無い。
なお、シワを表現するのには、爪楊枝を濡らして先端で切り裂くようにして縦に筋目を入れます。
お試しください。
ガムは噛んで柔らかくなったあと、必ず水の中に入れて冷やしてから使います。
そうしないと指にくっ着いて悲惨な結果に…また、最初はガムの量を付け過ぎるかも知れませんネ。
完成後
キャンバスの下面には念のため瞬着を塗っておくのもいいです。
ガムは何年経ってもガチガチに固まらないので、少々の可動には耐えられると思います。