BB-63 Missuri 1/200 Trumpeter


子供のころのキットの出会いで思い入れのある「ミズーリ」ですが、トラペキット発売により再び始動しました。
参考
資料 : 世界の艦船 No340 1984.8  
                ネット公開の実艦写真、及び先人の作例


ミズーリを手掛けるのは3隻目です。
最初は、中学の頃の1/330木製ソリッドで、次はオータキの1/350プラ製キットで、いずれも完成までは至っていません。
タミヤ350のニュージャージも84年に買いましたが、ミサイル艦改造艦のため食指が動かず殆ど手付かずであります。

さて、この1/200 BB-63 「ミズーリ」はトランペッター製で、私は初めてT社のキットを発売前予約購入に踏み切るには不安を抱えていました。
ボックスアートを見た印象としては、スターンの反りあがりがなくフラットなので「ドキッ」としました。
但し、このアートに似た位置からの写真がありますが、これも”遠近法”の定理かヒップアップは見られません。
大昔、レベルがF104を発売した時、後部の反りあがりが無くて何故かカッコ悪いと感じた事を思い出しました。
  
訂正!最近youtube を何気に見てて、F104の初期の頃はヒップアップが無かった!ことが、何回も見直して分かりました。
しかし、トラペキットの船体を組んでみると… 。

 さて、組んでいくうちに、そのピタッ組みあがる精度を実感して安心しました。
流し込み接着剤でスイスイとストレス無く組み立てることが出来て嬉しいです。
同じものを何組も組み立てる時にさらに実感します。
勿論、フルハルで組んだ場合も本製品は問題なくヒップアップがなされています。

1.艦首形状の改造
パーツの合いは素晴らしく精密で狂い・誤差は無く、流し込み接着材でサクサク作業が進みます。
ただ、私の解釈では唯一のミス?と思うのが艦首形状だと思います。
大きな改造でもありませんので簡単に修正しました。

上写真左は、竣工時から朝鮮戦争終了までの形状です。その右隣は、68年ベトナム派遣時からの形状で、機銃が降ろされたと同時にブルワークも艦首形状に合わせて縮小されたようです。
キットは、ブルワークに合わせて艦首形状を幅広にして一体化されたようですので、艦首を幅狭く修正しました。ほんとは上部を削るのではなく、中心側から削るのが最適なのですが
船体左右を接着した後に気付きたもので…
ボックスアートは正確に描かれています。   
 ( '13,10.27 )


2.パーツを置いてみました。    1.は、自分の都合で上段パーツを前進させたためのスペーサーのプラペーパーです。
                       2.は、煙突頂上部のキャットウォーク?が実写真では付いているように見えたので付けてみました。
 
 ( '13,10.27 )


後部煙突回りが3mm程度低いので嵩上げしました。
(ネットにUpされている写真で比較検討)
世界の艦船誌の「アイオワ」の図面と比較すると、上部階層の高さが低いという見解になりますが、
私の印象では、ここだけ手を加えました。後は何もしないつもりです。 
 ところで甲板の周辺部が青い塗料が薄く付着していますが、

タン色を吹いた後に青色甲板色(エナメル)を塗り、所々に元の甲板色が見えている
ように溶剤で落としていたのですが、どうも地味なので全部落としました。
後で、甲板色に塗り直すつもりです  ( '13,11.04 )


 3.展示会出展

    制作過程を説明する時間的余裕が無いまま、1/200ミズーリ を展示会に出展しました。 (手前は1/300大和)  ( '13,12.09 ) NEW

     ケース越しの写真なので不鮮明です。まだ未搭載パーツがありますので好都合です   ( '13,12.09 )


      やっと完成しました。40日間での完成ですから自分でもビックリです。資料を持っていないという開き直りと、キットの合いの良さで可能にしたと思います。
       
   ( '13,12.30 ) NEW  詳細は後日



       ( '14,01.03 ) NEW 


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